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中学校で講演してきましたー。
18.06.30（土）
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みなさんこんにちは。副院長の佐野です。
月イチくらいでとか書いた矢先に2か月開いちゃうっていうね。どれだけ意志が弱いのか。笑
今回はちょっと面白い仕事がありましたのでその様子を書きますね。
浜名中学校での講演です。
職業講座というやつで、「獣医さんとはなんぞや」というお話を中学生にしてきました。
そんなテーマをね、こんな若造が偉そうに語っていいんだろうか、とも思いますが、生徒たちは案外熱心に聞いててくれて良かったです。
まぁ、もともと希望者を募ってということでしたから、ホームゲームとでも言う感じでしょうかね。
みんな熱心にメモ取ったりしてくれてます。大して面白くもない部分だと思いますが。笑
競馬のスターターも獣医さんの仕事だよ、ってな話ですね。 これ私も今回初めて知りましたよ！
基本的には私が45分ひたすら好きにしゃべり続けるというだけで、これ生徒たち面白いかなぁとちょっと不安だったんですが、ちょっとした小ネタにクスクスと笑いが起こったり、終わった後質問にくる子もいたり、おおむね好感触でしたね。
自分が附属中学でお坊ちゃん育ちだったので、普通の公立中学校ってのがどんなもんかわからなくて心配してましたが、まったく杞憂でした。
みんな礼儀正しくていい子でした！
色んな質問を受けましたが、一つびっくりしたのが、「リドカイン」という薬の名前が出てきたことですね。
これ局所麻酔薬、あるいは不整脈治療薬として使われるお薬です。院内ではよく使いますが、あまり処方して使うことはないんですよね。まさか中学生の口から出てくるとは思いもよらない。笑
後で先生に聞いたところによると、自由研究かなんかでしょうが、その子は以前、「ハゼの人工心肺」を作ろうとしたとか。
いいですねぇ！子供の理科離れが叫ばれるなかでの理科オタク。貴重な存在です。
なにか生物実験みたいなことをしたかったのでしょうが、それで独自にリドカインまで行きつくあたり、かなりの猛者ですね。将来が楽しみです。
が、くれぐれも法には触れないよう気をつけてもらいたいですね。笑
ただ残念ながらね、一般の方が手に入れるのは難しいと思うなぁ～。
私も昔、自由研究で、トカゲのしっぽを切らせてその断面を顕微鏡で観察しようとしたことがありました。まともに見れませんでしたけどね。今考えるとなんてひどいことをしているのか。笑
知ってますか…？トカゲのしっぽって、再生はするけど、再生したしっぽはもう切れないんですよ…。
人生で1度しか使えない切り札を、私は無駄にさせていたんですね…ごめんよぉ…。
とにかく、こういう仕事は初めてでしたが、いい経験をさせてもらったと思います。
今回のお話を聞いた子たちの中から、もし本当に獣医になる子が出てきたらうれしいですね。早くて10年後か…気の長い話だ。笑
ま、それはさすがに贅沢としても、進路選択の参考になってくれれば十分、やったかいがあったというものです。
浜名中学校の先生方、熱心に聞いてくれた生徒さん方、ありがとうございました！